がん治療装置

がん治療装置

がん治療では、手術(外科手術)・化学療法(薬物療法)・放射線治療の大きく3つの方法があり、そのほかに温熱療法や免疫療法があります。

放射線治療では、X線や電子線などの外部照射のほかに、カプセルに入った放射性同位元素を用いる小線源治療、小さな病巣を正確に狙って照射する高精度な放射線治療装置が登場して、治療技術や治療装置の改良が進んでいます。

特機事業部がお取り扱いするがん治療装置

特機事業部がお取り扱いする放射線治療装置やがん温熱治療装置をご紹介します。

●サイバーナイフ(高精度放射線治療装置)日本アキュレイ株式会社

サイバーナイフ(CyberKnife)は、最先端のロボット技術を用いた定位放射線治療の専用装置です。

サイバーナイフでは、可動域の広いロボットアームを動かし、場所を変えて多方位からピンポイントで放射線を照射します。
そのため、正常な組織へのダメージを極力減らした治療ができます。がんに対してピンポイントの放射線照射ができることにより、脳腫瘍や脊髄、肺、肝臓などへの治療を中心に利用されています。

また画像照合による追跡技術により、照射時の患者の呼吸等による腫瘍の移動を追尾して誤差1mm程度の高精度な放射線を照射することができます。また頭部を治療する場合は、頭の形状に合わせたネット状の固定具を用いて、精度を高めます。
サイバーナイフでの1回の治療時間は30分ほどで、治療の痛みや熱さも感じることなく治療が行えます。

特機事業部では、放射線治療のすべての実務で必要な機能を持つ最新の『CyberKnife M6』をお取り扱いしています。

CyberKnife M6シリーズ
(医療機器承認番号:22600BZX00126000)

画像提供:日本アキュレイ株式会社

●ラディザクト(高精度放射線治療装置) 日本アキュレイ株式会社

ラディザクト(Radixact)、トモセラピーの新たなプラットフォームです。
トモセラピーの各種の機能性に加え、高線量線形加速器やカウチキャッチャーやアキュレイ プレシジョン(Accuray Precision治療計画システム)、統合データベースのiDMS Data Management Systemが新たに付属したよりパワフルなシリーズになりました。治療ニーズに合わせて『Radixact X9』『Radixact X7』『Radixact X5』の3パッケージがあります。

画像提供:日本アキュレイ株式会社

●アキュレイ プレシジョン (治療計画装置) 日本アキュレイ株式会社

AutoSegmentationを含むコンツーリング機能の強化、アダプティブセラピープログラム、リトリーメントプログラムを標準搭載。

Precision
(医療機器承認番号:22900BZX00031000)

●サーモトロン(がん温熱治療装置/ハイパーサーミア装置)山本ビニター株式会社

がん温熱療法のハイパーサーミア専用装置が『サーモトロン-RF8 EX Editon』です。
がん治療には温熱療法もあります。ヒトの細胞は42.5度以上になると急速に死にます。この原理を利用したのが温熱療法(ハイパーサーミア)です。温熱療法では、がん以外の正常な細胞へのダメージを極力なくして、がん細胞の温度だけを集中して上昇させて死滅させます。
この温熱療法を実現したのがサーモトロンです。サーモトロンは高周波を利用した世界で初めての高周波ハイパーサーミア装置です。
温熱療法と放射線治療の併用や抗がん剤の併用がされており、最近では免疫力を高める効果を期待した温熱療法も行われています。

サーモトロン-RF8 EX Edition
(医療機器承認番号:15900BZZ01728000)

画像提供:山本ビニター株式会社

●Space OAR(ハイドロゲル)ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社

SpaceOAR®ハイドロゲルは、前立腺がんに対する放射線治療の副作用を低減する目的で開発された革新的な技術です。

※クリックすると外部サイトへ移動します。